フルーツカップ販売に使えるクリア容器とは?選び方とおすすめ紹介

色とりどりのカットフルーツを、もっと魅力的に・おいしそうに見せたい。そんなときに欠かせないのが、「中身を魅せる」クリア容器です。透明だからこそ伝わる果物の鮮度と彩り。さらに、フタ付きやドーム型など機能性に優れた容器を選べば、テイクアウト販売やイベント出店でも大活躍します。ですが、いざ選ぼうとすると「どんな種類があるの?」「自分の販売スタイルに合うのはどれ?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、フルーツカップ販売に適したクリア容器の種類や選び方のポイント、そして実際に使えるおすすめ商品まで、まとめてご紹介します。初めて容器を選ぶ方にも、すでに販売を始めている方にも、きっと役立つはずです。
なぜフルーツカップに「クリア容器」が選ばれるのか?

フルーツカップの販売シーンにおいて、「クリア容器」は今や定番の選択肢です。見た目の美しさだけでなく、衛生面や利便性、さらには販売戦略にも直結する多くのメリットがあるからです。ここでは、クリア容器がなぜ支持され続けているのか、3つの視点から解説していきます。
見た目が美しい=売上に直結する
果物という商材は、色彩が豊かで季節感を演出できる強力なビジュアルコンテンツです。それを最大限に引き立てるのが、透明度の高いクリア容器です。
透明容器であれば、イチゴやキウイ、ブルーベリーなどの鮮やかな果物の彩りをそのまま“魅せる”ことができます。店頭に並んだときのインパクトは大きく、「おいしそう」「映える」という感情を引き出しやすいため、購買率の向上に繋がります。
衛生的で安心感を与える
消費者が購入時に重視するポイントのひとつに「衛生面」があります。特にフルーツのような非加熱食品は、容器の密閉性や清潔感が購入の決め手になることもあります。
クリア容器は「中身が見える」ことで、異物混入や汚れの有無が視覚的に確認できるため、消費者に安心感を与えることができます。さらに、フタ付きの容器を使用すれば、持ち運び時の液漏れやほこりの混入も防げるため、テイクアウトやイベント出店など多様な販売形態にも対応可能です。
テイクアウトやデリバリーに最適
コロナ禍以降、テイクアウトやデリバリー需要は飛躍的に伸びました。それに伴い、包装資材には「移動に強く・見栄えが良く・コストが抑えられる」ことが求められるようになっています。
クリア容器は軽量で持ち運びしやすく、重ねても中が潰れにくい設計の商品も多いため、輸送時のトラブルを減らせます。また、冷蔵保存・冷凍保存にも対応できる素材を選べば、製造から販売までの工程もスムーズに進行可能です。
用途別に考える!クリア容器の種類と特徴

フルーツカップに使われるクリア容器とひとくちに言っても、その種類は実にさまざまです。
販売形態や内容量、保存環境などによって、適した容器は大きく変わります。ここでは、使用シーン別に選びやすくするために、主要なタイプとそれぞれの特徴をご紹介します。
フタ付き vs フタなし
まず、容器選びの基本になるのが「フタの有無」です。
フタ付き容器は、持ち運びや保存に優れています。汁漏れや異物混入を防ぐため、テイクアウトやイベント販売には必須の選択肢です。一体型フタやドーム型フタなどのバリエーションも豊富で、見た目の演出も可能です。
一方で、フタなし容器は主にイートインや盛り付け展示用途に向いています。店舗内での試食、冷蔵ケースでの陳列販売など、使用後すぐに提供できる場面で有効です。
ドーム型 vs 平型
容器の「形状」も、使用シーンに大きく影響します。
ドーム型のフタ付き容器は、盛り付けの自由度が高く、ボリューム感のあるフルーツカップに適しています。フルーツの立体感や高さを活かしたい場合に選ばれる傾向があります。また、ホイップやヨーグルトなどを加えるデザート系カップにもぴったりです。
反対に平型の容器は、重ねて陳列しやすく、冷蔵庫内での省スペース性に優れています。大量展示や小売販売、スーパーのパック商品などに多く使われています。
PET素材 vs PP素材 vs バイオマス素材
素材もまた、容器の使いやすさと用途を左右する重要な要素です。
- PET(ポリエチレンテレフタレート)は、透明度が非常に高く、見た目の美しさを重視したい場合に最適。耐油性・耐水性にも優れており、冷蔵にも対応しています。ただし耐熱性は低いため、温かい食品には不向きです。
- PP(ポリプロピレン)は耐熱性があり、電子レンジ加熱にも対応できるタイプもあります。少し白みがかった半透明の見た目になるため、フルーツの視認性には若干劣りますが、コストパフォーマンスに優れています。
- バイオマス素材は、サトウキビ由来の樹脂など、再生可能な資源を使用しており、SDGsやエコを意識するブランドで人気が高まっています。企業の環境配慮アピールにもつながるため、今後ますます注目される素材です。
耐熱・耐冷対応の違い
保存環境や使用場面に合わせて、「温度への耐性」もチェックすべきポイントです。
冷蔵・冷凍保存に対応する容器は、温度変化による変形やヒビ割れが起きにくく、仕込みから販売までの品質維持に貢献します。
一方、電子レンジ対応の耐熱容器は、果物を温めて提供したい場合や、スイーツと併用する場面で便利です。ただし、耐熱性のある素材(PPなど)は透明度が劣る場合もあるため、見た目とのバランスを考慮する必要があります。
選ぶときのチェックポイント【初心者向けガイド】

初めてフルーツカップ用のクリア容器を選ぶ際、「種類が多すぎてどれが良いかわからない」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、販売形態や商品特性に合わせて失敗しないための「4つのチェックポイント」をご紹介します。
容量とサイズは“中身に合わせて”が基本
まず最も重要なのが、容器の容量とサイズです。フルーツの内容量と容器サイズが合っていないと、見た目のバランスが悪くなるだけでなく、容器内で中身が動いて傷んでしまうリスクもあります。
たとえば100g前後のカットフルーツなら、200~300ml前後の容器が一般的。一方でヨーグルトやクリームと組み合わせたスイーツ系フルーツカップには、400ml前後の高さのある容器が適しています。
次に注目すべきは、密閉性です。移動を伴う販売やデリバリー、イベントなどでは、フタがしっかり閉まり、汁漏れやにおい漏れを防げる容器が欠かせません。
反対に、店頭でその場ですぐに食べてもらう用途であれば、簡単に開けられる容器のほうが使いやすく、コストも抑えられます。特にドームフタタイプは、密閉力と見栄えを両立できるため人気です。
コストと単価のバランスを意識する
容器は消耗品であるため、価格と品質のバランスも大切です。特に個人経営や小規模店舗では、1個あたりの単価が売上に大きく影響します。
安価な容器を選ぶことで仕入れコストを抑えることは可能ですが、そのぶん見た目や耐久性に妥協が必要になることもあります。
逆に、少し高価でも見栄えや機能性を備えた容器を選ぶことで、商品の価値を高く見せて販売価格を上げる戦略も考えられます。
リサイクル・環境配慮の視点も今後重要に
消費者の意識が変化している今、エコ対応かどうかも容器選びのポイントとなってきました。
とくに企業やブランドとしてSDGsや環境保全を掲げている場合、その方針と矛盾しない容器を選ぶことが求められます。
再生プラスチック使用のPET容器や、植物由来のバイオマス素材の容器を選ぶことで、企業イメージの向上にもつながります。
おすすめのクリア容器【現場で人気】
フルーツカップ販売の現場では、「盛り付けの美しさ」「扱いやすさ」「容器の個性」が売上を左右します。
ここではグッパケで実際に販売されている人気容器の中から、フルーツ用途におすすめの商品を厳選してご紹介します。
1. バイオカップ キューブ 11-80B(透明)
環境にもやさしい透明キューブ型。中身が美しく見える王道容器。

- 容量:450ml程度(※コンパクトサイズ)
- 入数:900個
- 素材:バイオPET(植物由来素材使用)
手のひらサイズのコンパクトなキューブ型で、カットフルーツの少量提供や試食用などにもぴったり。
エコ素材を使用しており、SDGsを意識した店舗にもおすすめです。
2. バイオカップ キューブルック 13
蓋のカラーバリエーションででフルーツの色味を引き立てる高級感ある容器。

- 容量:800ml相当
- 入数:600個
- 特徴:中身の彩りが際立つカラーバリエーション
イチゴやオレンジなど、明るい色の果物が特に映えるデザイン。
高級フルーツやギフト仕様の盛り付けにも向いており、差別化したい販売者に最適です。
まとめ:フルーツカップ販売には「中身+容器」の両立がカギ!

フルーツはそれ自体が美しく、鮮度や色彩に訴求力がある商品です。しかし、その魅力を最大限に引き出すためには、「中身の良さ」だけでなく、それを包む容器の選び方が極めて重要だということが見えてきました。
容器の透明度、形状、カラー、素材、そしてコストといった複数の視点から最適なものを選ぶことで、商品がより美しく、衛生的に、安全に、そして魅力的に見えるようになります。さらに近年では、環境配慮型容器の選定や、カラー容器による季節感・限定感の演出など、“包む”こと自体がブランド価値や販売戦略の一部として機能する時代です。
ニーズに対応する多様なクリア容器が揃えることで、販売規模やシーンを問わず、実用的かつ印象的なフルーツ販売を実現することができます。「どの容器にするか」で迷ったら、それは「どう売りたいか」を見直すチャンスでもあります。中身の質と容器の工夫、どちらか一方ではなく、その両方がそろって初めて、売れるフルーツカップは完成するのです。